INSIDE ORIGIN|土屋圭市

インタビューコンテンツ「INSIDE ORIGIN」第17回目のゲストは、レーシングドライバーの土屋圭市(つちやけいいち)さんです。
“ドリフトキング(=ドリキン)” の愛称で親しまれ、世界中のモータースポーツファンを魅了し続けてきた土屋圭市さん。豪快なドライビングとは対照的に、足元に選び続けてきたのは、細身で洗練されたシルエットが特長のPATRICKでした。
その出会いは約30年前。当時のレースシーンやドライバーならではのシューズ選び、そして長年愛用し続ける理由とは。今回のコラボレーションモデルに込めたこだわりとともに、じっくりと語っていただきました。
どうぞ最後までお楽しみください。
Photo_Nobuyasu Sakagami
Edit_Toshihiro Otake
土屋圭市[レーシングドライバー/ タレント / YouTuber ]
1956年1月30日生まれ。長野県小県郡東部町(現:東御市) 出身。 「ドリキン」の異名を持つレーシングドライバー。エリート街道ではなく峠からプロになり、ル・マン24時間クラス優勝など国内外で活躍。ドリフトを世界的な競技に育てた第一人者。アニメ『頭文字D』の監修やハリウッド映画の技術顧問も務め、現在はARTAアドバイザーやYouTuberとして活動中。

ー PATRICKと初めて出会ったタイミングについて、ぜひお聞かせください。
土屋圭市氏(以下:土屋):もう30年くらい前になるかな。たまたま靴屋さんで見かけたのが最初だったと思います。なので愛用歴はかなり長いですよ。 それまでは、正直に言うとPATRICKというブランド自体を知りませんでした。レースでも普段履きでも、別のブランドのシューズを履くことが多かったですね。
当時はレース中の環境も今とは違っていて、特に80〜90年代は車内のフロアが本当に熱かったんです。レーシングシューズのソールが溶けてしまうことも珍しくなくて、1レースもたないこともありました。
だから耐久性を考えて、ある程度ソールに厚みのあるシューズを履くことも多かったんです。
でも、自分の好みとしては、本当はもっとソールが薄くて、細身のシルエットのシューズが好きでした。その方がペダルの感覚もつかみやすくて、運転もしやすいんですよ。
そんな中で「何かいい靴はないかな」と探していたタイミングで、偶然出会ったのがPATRICKでした。それが確か90年代後半だったと思います。

ー その時のPATRICKの第一印象はいかがでしたか?
土屋:やっぱり一番は、細身できれいなシルエットが良い、というところですね。 もともと細身のデザインが好きだったので、お店で見た瞬間に「これ、かっこいいな」と思いました。
実際に履いてみると、見た目だけじゃなく履き心地もすごく良かったんです。自分は足幅も細い方なので、フィット感が本当に抜群でした。それ以来、ずっと履き続けています。
実は、それまでシューズそのものに強いこだわりはなかったんですよ。レース用も実用性重視でしたし、「履きやすければ十分」という考えでした。
だからこそ、PATRICKとの出会いは自分にとってはかなり衝撃的でしたね。
見た目が気に入って、履き心地も良くて、そのまま運転もしやすい。「こういう靴があったんだ」と感じたのを今でも覚えています。

ー 当時はどちらで購入されていたのでしょうか?
土屋:実はそこははっきり覚えていなくて(笑)でも、プロになるまではずっと長野県を拠点に活動していましたから、おそらく長野県内のお店だったと思います。
当時は今みたいにネットで探せる時代じゃなかったので、気に入ったお店で見つけて買う、という感じでしたね。

ー 土屋さんといえば「グリーン」がイメージカラーですが、その理由を教えてください。
土屋:これはやっぱり出身地の長野県ですね。
自然が本当に豊かで、山も木々もたくさんあって、子どもの頃からずっと緑に囲まれて育ちました。
だから自分の中では「土屋圭市=グリーン」というより、「長野=グリーン」という感覚なんです。
ヘルメットもレーシングスーツもそうですが、この色だけは昔から変えたことがありません。自分を表現する上で欠かせないカラーですね。

ー 改めて、これまでのキャリアについても教えてください。
土屋:先程の通り、出身は長野県です。父親の影響もあって、子どもの頃から車が大好きでしたね。
でも、一番大きなきっかけは1972年の日本グランプリをテレビで観たことですね。 高橋国光さんが駆るRX-3と、ハコスカGT-Rのレースで、あのレースを見た時に、「こんな世界があるんだ」と夢中になりました。
20代はアマチュアとして、長野を拠点にレース活動を続けていました。スポンサー探しも全部自分でやっていましたね。5万円、10万円...という小さなスポンサーを集めながら、なんとかレースに出場していました。
そして26歳、1986年にTRDと契約できたことでプロレーシングドライバーになることができました。
そのタイミングで東京へ拠点を移して、本格的なプロ生活が始まりました。

ー 現在はYouTubeなどでも幅広く活動されています。始められたきっかけはどういったものだったのでしょうか?
土屋:きっかけはコロナ禍ですね。それまでは本当に忙しくて、YouTubeをやる時間なんて全然ありませんでした。
でもコロナ禍でレースも無観客になって、人と会う機会も減って、急に時間ができたんです。
「じゃあ、一度やってみようか。」
そんな軽い気持ちで始めたのが最初でした。

ー YouTubeを始めたことで感じた変化はありますか?
土屋:一番大きいのは海外のファンが増えたことですね。
もちろん日本の方にも見てもらっていますが、アジアやヨーロッパなど、本当に世界中から反応が来るようになりました。
イベントにも海外から呼んでいただく機会が増えて、「ドリフト」という文化が世界中に広がっていることを改めて実感しています。
昔レースを観てくれていた世代だけじゃなく、若い世代にも知ってもらえるようになったのはYouTubeのおかげですね。
ー 今回のコラボレーションモデルについても教えてください。
土屋:一番こだわったのはカラーリングです。
ベースのグリーンにシルバーラインを組み合わせたんですが、これは自分のヘルメットのカラーリングをモチーフにしています。「自分らしさ」を表現するなら、この配色しかないと思いました。

土屋:そしてベースモデルには「JET」を選ばせてもらいました。
実は普段からずっと履いているモデルなんですが、これが本当に運転しやすい。車に乗る時はほとんどこの「JET」ですね。
一般的なスニーカーはソールが厚すぎたり、ボリュームがありすぎたりして、ペダルの感覚が少し分かりづらいものも多いんです。
でも「JET」は、その厚みやボリューム感が絶妙なんですよね。アクセル、ブレーキ、クラッチ、それぞれのペダルの感覚がしっかり伝わる。
さらに、かかとの巻き上げ部分のおかげで足が引っ掛からず、滑らない。細かいことなんですが、運転する人にとってはすごく重要なポイントなんです。

土屋:その他、細部にもいろいろとこだわりました。
かかとの刺繍やシュータンの織りネーム、インソールまで特別仕様にしていただいて、本当に満足しています。

土屋:1度イベントでコラボをさせていただきましたが、その際はタイミングが合わなくて別のモデルにしていたので、ようやく今回この「JET」で実現できたことは本当に嬉しかったですね。

ー 改めて、土屋さんが感じるPATRICKの魅力を教えてください。
土屋:やっぱり一番は見た目です(笑)どんなに履き心地が良くても、最初に目に入るのはデザインですからね。
あと、この細身でスタイリッシュなシルエットは、他にはなかなかありません。余計な贅肉がなくて、本当に美しいと思います。
もちろん、見た目だけではありません。
履き心地も良くて、長時間歩いても疲れにくい。そのまま車に乗っても運転しやすい。
普段履きからドライブまで自然につながる一足というのは、実は意外と少ないんです。
だから約30年も履き続けているんでしょうね。
自分にとってPATRICKは、特別な日だけでなく、毎日の生活の中で自然と手に取る存在です。これからも変わらず履き続けたいと思っています。
ー 土屋さん、お忙しいところご協力頂き有難うございました。
今回のコラボレーションシューズは7月4日(土)10:00より下記サイトにて販売を開始致します。
※ PATRICK LABO及びPATRICK公式オンラインでの販売はございませんのでご注意下さい。
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