INSIDE ORIGIN|Cato Frend

インタビューコンテンツ「INSIDE ORIGIN」第19回目のゲストは、イラストレーターのCato Friend(カトーフレンド)さん。

一目見ただけで彼の作品だと分かる鮮烈なキャッチーさと、日々のひとコマを切り取ったかのような温かみのある親近感。

その絶妙なバランスを持つイラストレーションは、これまで数々のファッション誌やプロダクトデザイン、さらにはTVアニメーションに至るまで、ジャンルの枠を超えて広く起用されてきました。

そんな多岐にわたり第一線で活躍するCato Friendさんですが、実はPATRICKとは以前から深い繋がりがありました。

今回のインタビューでは、PATRICKとの出会いの経緯から、Cato Friendさんが抱くブランドへの印象、さらには表現者としての原点や今後の展望に至るまで、たっぷりとお話を伺いました。

じっくりと紐解かれるストーリーを、どうぞ最後までご覧ください。

Guest_Cato Friend
Photo_Yusuke Hosoi
Edit_Toshihiro Otake

Cato Friend[イラストレーター]

1984年生まれ。在学中からファッション誌へのイラスト提供を機にキャリアをスタート。
「人を陽気で幸せにする」をテーマに、アクリル絵の具や墨を用いた鮮やかで透明感のある作品を発表し続けている。広告、出版、ブランドビジュアルなど多岐にわたる媒体で現在も活躍中。

@catofriend

ー Cato Friendさんご自身のことについて、お話を聞かせてください。改めて、これまでの経歴についてお教えいただけますか?

Cato Friend氏(以下、Cato):出身は愛知県刈谷市です。思い返してみると、昔から「絵を描くこと」は好きでしたね。子供の頃から漫画を模写したりはよくしてました。

それで高校2年のときに、本格的に勉強したいと思って。となると美大だと思って、そのための予備校にも同時に通い始めました。

その後、専門学校のイラストレーション科に進みまして、そのタイミングで上京してきました。

イラストレーターとして初めて仕事したのも在学中でした。今はなくなっちゃったのですが、新潮社の「旅」っていう雑誌の挿絵が「Cato Friend」としての初めての仕事でした。

ー 今更なのですが、「Cato Friend」という名前の由来はどういったものだったのでしょうか?

Cato:これ、実は特に深い意味はなくて(笑)本名をもじっただけなんですよ(笑) ただこの名前、海外だとややこしくて、「カトーの友達?じゃあお前は誰なんだ?」みたいになるので、大変なこともあります(笑)

ー もう少し前の話になりますが、「イラストレーター」を目指すようになったきっかけについても、ぜひお聞かせください。

Cato:改めて考えてみると、母が趣味で絵を描いていたのは、少しは影響あるのかもしれません。

でも一番のきっかけとなると、ストリートカルチャーから受けた影響が大きいかなと思います。

高校生の時、スケボーにハマってて。そこでグラフィティとかを見て、それが大きかったですね。

ー ストリートカルチャーがきっかけというのは意外でした!今の雰囲気とは全然違いますね。

Cato:そうですよね、もうあの当時の感覚は、愛知県に置いてきました(笑)「Cato Friend」として活動するときは、もう今のタッチでしたね。

ー その「今のタッチ」になったきっかけはどういったものだったのでしょうか?

Cato:「Cato Friend」として初めて自分の個展をするときに、そのタイミングから動物を描くようになったんですね。元々動物は好きだったし、それを描くことを始めてみたら、このタッチになっていった、という感じですかね。

ー Cato Friendさんと言えば、やわらかな印象のヒトや動物、そして透明感のあるイメージがすごく印象的なのですが、普段どのようなところからデザインのインプットをしているのですか?

Cato:もちろん自分の中でも「透明感」は意識してる部分なのですが、常日頃から思っていることは、何気ない日常からヒントを得たいなと思っていて。

例えば、外で歩いていて見つけたものを、こういう風に描いたら面白いだろうな、っていうのは考えるようにしてます。

あとはデザイン的なところだと「ふわっ」としたところに幾何学模様を入れて引き締める、っていうのは、自分の中でしっくりくるところだったりします。

他にも、細かいですが、色の重なりとかは気にしている部分ですね。

ー 名前をイラストにする「カトネーム」もすごく革新的だなと思いました。

Cato:あれ、すごく良いですよね。これまで100名以上は書いていると思います。

「名前を決めること」って、実はものすごくクリエイティブなことだし、素敵だなと感じたので、この企画をはじめてみようと思いました。

ただ、今ってSNSで個人名を出すということが、あんまり好ましくないじゃないですか。なので、ものすごく喜んでもらえるんですけど、その後の広がりとか、発信とかが難しいと感じる側面もあります。

ー 似顔絵イベントもCato Friendさんの活動の中での特長のひとつですよね。

Cato:そう言ってもらえて嬉しいです。時間の制限もあるし、難しい部分もあったりするのですが、けっこう似てるって言ってもらえますね。

ー クライアントワークも多数やられているかと思いますが、「Cato Friend」としての活動との違いは何かありますか?

Cato:難しいところですね。でもそもそも、やっぱり先方ありきのところなので、ヒアリングを丁寧にしながら、擦り合わせをしながら、進めることが多いですね。

もちろんこちらからデザインや色のイメージで提案することもありますし。

とにかく一番は、「読み間違えないように、読み取ること」をとても大事にしています。

ー 今後について、何かイメージされていることがあれば、ぜひ教えてください。

Cato:今まで通りイラストレーションは続けて、個展などのリアルな場での発信だけでなく、SNS等も使った自分からの発信を今まで以上に強めていきたいです。

あとはグッズを増やしていきたいなと思っていて。Tシャツだったり、ハンカチだったり、テキスタイルのものにも挑戦してみたいですね。

そして、ゆくゆくは自分の絵で囲まれたいです。

また個展に関しては、地元の愛知でもできたらと思っています。
やっぱりなかなか会えない人がいたりするので、会いたい人に自分から会いに行きたいです。

特に普段、制作で引きこもることが多いので、やっぱり人と会って話をして、それが色々なヒントにもなりますし。そういったリアルな場は今後も大事にしていきたいです。

PATRICKのカタログ(2008年)

ー PATRICKとの出会いについても、教えていただけますか?

Cato:実は予備校時代の友人が、PATRICKで働いていて。
彼がPATRICKに入社したことが一番のきっかけですかね。

ブランドのイメージとしては、当時からすごくスマートで、大人なスニーカーの印象です。

それにモデルの種類が本当に多いですよね。今回も改めてHPも拝見しましたが、種類の多さに驚きました。

あとは、先ほどの友人からの依頼で、以前PATRICKのカタログのデザインをさせていただいたこともあります。
もう20年近く前かな。あれはすごく良い思い出です。

ー 今回、人気モデル「MARATHON」の限定カラーを着用いただいておりますが、その感想もぜひお聞かせください。

Cato:僕は普段、黒系とかの割とシックというか、足元を引き締めるカラーのものをよく履くので、久々にカラーのものを履かせていただきました。

正直、カラーとデザインでこちらを選んだのですが、とても気に入っています!この中間色の感じも、馴染みやすいカラーリングなので、使い勝手も良さそうですね。

あとは履き心地がすごく良くて驚いています。歩きやすいし、クッションも程よくあって、調子いいです!先程「MARATHON(マラソン)」はロングセラーモデルと聞いたのですが、これはたしかに納得できますね。

ー Cato Friendさん、本日はお忙しい中ありがとうございました。今後のご活動、とても楽しみにしております!

Information

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