INSIDE ORIGIN|Steven Alan

WEBコンテンツ「INSIDE ORIGIN」第5回目のゲストは、Steven Alan ディレクターの伊東さんとPRの矢本さん。

9/12(金)ローンチとなる「PATRICK ORIGIN 25AWシーズンコレクション」に合わせて、Steven Alanより「COTTAGE-OG」の別注モデルが発売となります。

数あるシューズブランドの中からPATRICKをパートナーに選んでいただいた経緯、そして別注に際してこだわった部分など、様々なお話を伺いました。こだわりの詰まった別注モデルについてのインタビューをお楽しみください。

Photo_Nobuyasu Sakagami
Edit_Toshihiro Otake

steven alan(スティーブン・アラン)

1994年、steven alan(スティーブン・アラン)は、ニューヨークで創業。ひねりの効いたアメリカントラッド、オーセンティックなアメリカンカジュアルをベースに、シンプルで着心地がよいアイテムとスタイルを提案しています。オリジナルブランドのほか、優れた審美眼により選び抜かれた商品を取りそろえ、大人のファッションを楽しめる品ぞろえです。

@stevenalanjapan

— まず、PATRICKに対してどのような印象をお持ちでしたか?

矢本:私は元々サッカーをやっていたこともあり、やはりスポーツブランドとしてのイメージが強かったです。学生時代は、正直、実際にスパイクを履いていた人がいたかどうかの記憶はあまりないのですが...玄人が選ぶブランドだった印象が強く、少し大人なイメージがありました。なので、スニーカーとしてのイメージはあまり持っていなかったかもしれません。

伊東: 私は20~30年前くらいからでしょうか、フランスのブランドとしてもちろん存在は認識していました。今もそうなのですが、当時から、ニッチなポジショニングにいると思っていて。知る人ぞ知る、というか。でもそれって個人的にはすごく好きなんですよね。みんなが知っているわけではないけれど、実は良いんだよねっていうのがちょうど良いと思っていて。それにこれは、〈Steven Alan〉の品揃えにも共通している点でもありますし。なので〈PATRICK〉は昔から常に気になっている存在でした。

— 今回の別注展開に至った経緯を改めて教えていただけますか?

伊東: 先ほどもお話したように〈PATRICK〉は常に気になる存在でして、定期的に展示会へもお邪魔しておりました。ただやはり〈Steven Alan〉のスタイリングに落とし込むというのがベースなので、商品の選定には常に慎重になっています。これはPATRICKに限ったことではないんですけれどね。

オーシャン|OCEAN(NOIR)

そんな中で、まず気になったのが、PATRICKの定番モデル「OCEAN」でした。ブランドの"らしさ"もある中で、2本ベルトタイプというところに惹かれ、何度か展開をさせていただきました。

その後、昨年新たに立ち上がったという〈PATRICK ORIGIN〉カテゴリーをご紹介いただきまして。フランスアーカイブがベースのラインナップで、ローテクでシンプルなものが多く〈Steven Alan〉と相性が良いなと思いました。

その中にCOTTAGE-OG(コテージ・オリジン)があり、しかも昔のアーカイブまで見せていただいて、これはやばいな、と思って、なにかご一緒にできないかと思ったのが別注のきっかけですね。

— PATRICKは多くの種類・モデルの展開があるのが特長のひとつですが、その中から「COTTAGE-OG」のどのようなところに魅力を感じたのでしょうか?

伊東: まず〈Steven Alan〉の提案するスタイリングとして、「トラウザーズに合うシューズ」が前提としてあります。そこでのポイントが「重心が低い」ことで、つまり、つま先のボリュームが抑えられている、ということです。でないと〈Steven Alan〉のトラウザーズと合わないんですよね。となると、やはりシンプルなローテク系との相性が良くなります。

さらにもっと細かいところまで言うと、ソールは黒か濃色が良く合います。シューズにおいては、こういった判断基準がいくつかあるのですが、COTTAGE-OG(コテージ・オリジン)を選ばせていただいた大きな決め手は、「スクエアトゥ」というところです。これだけでムードが大きく変わると思っていて。鮮度ももちろんあるし、これはぜひ〈Steven Alan〉として提案したいなと思いました。

矢本:たしかに、このトゥの形が絶妙ですよね。しかもローテクのスニーカーでこれってとても珍しいと思います。〈Steven Alan〉の"いなたい洋服"に合わせたら面白い提案ができると思いますね。お客様の反応がすごく楽しみです。

— 今回の別注の企画段階で、こだわったポイントがあれば、ぜひ教えてください。

伊東:たくさんありまして(笑)

カラーに関しては、先ほどもお話したように〈Steven Alan〉が提案するのは、あくまでシンプルに、というのがあるので、ブラックアッパーにガムソールを合わせました。

そしてここからはかなり細かいのですが(笑)その中での一番のこだわりは、アッパーの裏に当てる素材を変えたところです。ヴィンテージ・トレーナーのような雰囲気を出したくて、あえて柔らかい素材を選ばせてもらいました。これによって先ほども言った"重心が低くなる"(=つま先のボリュームが抑えられる)ので〈Steven Alan〉のトラウザーズと好相性となります。

この他も細かいところになりまして(笑)インソールは、アッパーに合わせて黒をベースにPATRICKロゴのみ、というシンプルなデザインに。ソールの側面にあるステッチは、フランス製のアーカイブに着目し、別注モデルのみステッチをなしにしました。他、シューレースもフランス製をベースに、粗めのコットンシューレースをチョイス。また、COTTAGE-OG(コテージ・オリジン)のポイントのひとつ、右足のみに配するピスネームは、やはりシンプルを意識して、外していただきました。

矢本:これはかなり細かいですね(笑)ただやはりこういう「匿名感」があるものの提案は〈Steven Alan〉らしいと思います。

伊東:まさに、そこは常に意識しています。アノニマスですね。「それどこの?」「PATRICK」「いいね」っていうの、かっこいいじゃないですか。そこが面白さだし、〈Steven Alan〉の本質だとも思っています。ブランドネームで訴求するのは簡単だけれど、身にならないというか、残らないですよね。ちゃんとキャラクターで伝えられるようにしていきたいと思っていますし、これからも大事にしていきたいところです。

矢本:これだけ情報が溢れている世の中ですからね。モノの良さを伝えていきたいし、しっかり提案していきたいです。そういった意味でも、今回の別注は僕らとしてもとても楽しみです。

— では最後に、PATRICK ORIGIN発売日に合わせてPOP UPも開催いただけるとのことですが、詳細を教えていただけますか?

矢本:はい。まず今回の別注モデルに関しては、ECも含めたSteven Alan全店にて展開をさせていただきます。この内、フタコタマガワ・ユウラクチョウ・オオサカの3店舗では、インラインのCOTTAGE-OG(コテージ・オリジン)の2色も合わせて展開させていただき、POP UPを開催したいと思っています。

別注はもちろん、店舗は限られますがインラインの2色もレディースサイズからご用意がございますので、〈Steven Alan〉の世界観を通じて〈PATRICK ORIGIN〉を表現していきたいです。ぜひ各店舗とECをチェックいただけたらと思います。

— お二方、本日はお忙しい中ありがとうございました。POP UPイベント、楽しみにしております!

PATRICK for Stevan Alan COTTAGE OG

price:¥18,700
size
WOMENS:37,38,39
MENS:41,42,43,44
color:Black

Steven Alan PATRICK POP UP

開催時期
9/12(金)~

開催店舗
Steven Alan フタコタマガワ
Steven Alan ユウラクチョウ
Steven Alan オオサカ
Steven Alan オンラインショップ

詳細はこちらから


PATRICK公式のメルマガ(無料)に登録して最新情報をお届けします。



※ドメイン拒否設定がなされている場合《@kamei-pro.co.jp》からのメールが受け取れるよう設定の変更をお願いいたします