INSIDE ORIGIN|大友薫

旅の楽しみのひとつである“ 街歩き ”。その時間を快適に過ごすために欠かせないのが、自分に合った一足のスニーカーです。

今回、ANAオリジナルアイテムとして初めてのスニーカーとしてPATRICKとのコラボレーションモデルが発売になります。上品なデザインと日本品質を兼ね備えたPATRICKにANAのアイデンティティーを吹き込んだ特別な一足は、どのようにして生まれたのでしょうか。

商品企画を担当した全日空商事株式会社 eマーケティング事業部 MDチームの大友薫さんに、企画誕生の背景や開発への想いについてお話を伺いました。

Photo_Yusuke Hosoi
Interview_Kenji Takehara
Edit_Toshihiro Otake

大友薫[全日空商事株式会社 eマーケティング事業部 MDチーム]

2009年に新卒で全日空商事へ入社し、機内サービス用品の調達・開発をはじめ、国際線・国内線の機内販売の商品企画などに携わってきました。2020年からは現在のeマーケティング事業部に所属し、「ANAショッピングA-style」のANAならではの商品づくりに取り組んでいます。

ー 今回のコラボレーションはどのような経緯で実現したのでしょうか?

大友薫さん(以下、大友):旅先で街を歩く時間は、旅行の楽しみのひとつです。その時間を快適に過ごすために、どんな靴を履くかはとても重要だと考えています。

航空会社として旅をサポートする立場だからこそ、トラベラーに寄り添うアイテムをつくりたいという想いが以前からあり、オリジナルスニーカーの企画を温めていました。

実はこれまでにもいくつかのスニーカーブランドにお声がけをしていたのですが、多くが海外生産のため、小ロットや細かな調整が難しく、実現には至りませんでした。

そんな中、カメイ・プロアクト様の展示会でPATRICKと出会いました。フランス生まれのブランドでありながら、日本国内向け商品は兵庫県姫路市の工場で生産されており、デザインや生産面で柔軟に対応していただける点に大きな魅力を感じました。

「ANA初のオリジナルスニーカー」を形にするパートナーとして最適だと感じ、具体的な企画がスタートしました。

ー スニーカーの商品化は初めてとのことですが、なぜPATRICKを選び、そしてMARATHONモデルをベースにされたのでしょうか?

大友:PATRICKは1990年代に日本で大きな人気を集めてから、多くの方に親しまれてきたブランドです。現在のANAのお客様層とも親和性が高く、長く愛されているブランドであることに魅力を感じました。

また、日本国内で生産されている「Made in Japan」の品質も、日本のエアラインブランドであるANAとの親和性が高いと考えています。

PATRICKはロゴを強く主張しすぎず、2本ラインのデザインが自然に溶け込んでいるため、スニーカーでありながら革靴のような上品さがあります。ジャケットスタイルにも合わせやすく、大人の方に支持されている理由がよく分かりました。

一方で近年はさまざまな異業種とのコラボレーションにも積極的で、その柔軟な発想や新しい挑戦にも共感しました。

初めてのコラボレーションだからこそ、「PATRICKといえば」と多くの方が思い浮かべる代表モデルであり、クッション性にも優れていて旅先での街歩きにピッタリな「MARATHON」をベースにしたいと考えました。

ー 社内で企画を提案した際の反応はいかがでしたか?

大友:以前から「いつかスニーカーをつくりたい」という想いは社内でも共有されていました。

その中で、なぜPATRICKなのか、なぜ今なのかという企画の意義を丁寧に説明したところ、多くの方が賛同してくれました。

社内にもPATRICKの愛用者やブランドを知っている社員がいたことも後押しとなり、前向きな形で企画を進めることができました。

ー デザインしていく上で苦労した点や難しかった点を教えてください。

大友:細かな仕様の調整やカラーリングには特に時間をかけました。

例えばシュータン部分のネームは、プリントではなく織りネームにこだわりました。比べればわかりやすいのですが、 やはり高級感も表現できるためです。

最初にご提案いただいたデザインも素敵だったのですが、織りで再現するには細かな表現が難しく、デザインを見直しながら最適な形を探っていきました。PATRICKさんには無茶なお願いだったかもしれませんが。

こうした細部へのこだわりとPATRICKさんのご協力が、商品の完成度につながったと感じています。

ー 今回のスニーカーで最もこだわったポイントはどこでしょうか。

大友:普段使いしやすいデザインでありながら、ANAファンの方にもしっかりと魅力を感じていただけることを意識しました。

一目でANAと分かるような強い主張ではなく、ディテールの中にANAらしさをさりげなく取り入れています。

日常にも自然に溶け込みながら、気づいた方には嬉しい発見がある。その絶妙なバランスを目指しました。

ー 完成したサンプルをご覧になった際の印象はいかがでしたか。

大友:実物を見たときは、まず爽やかなカラーリングが印象的でした。

ANAファンの方だけでなく、PATRICKファンの方にも自然に受け入れていただけるデザインになったと感じました。

社内からの反応も非常によく、商品としての手応えを感じることができました。

ー どのようなお客様に履いてほしいですか。

大友:ANAをご利用いただくお客様には、ビジネスで飛行機を利用される40~60代の男性が多くいらっしゃいます。

普段からマイルを貯めたり、A-styleや機内販売(ANA STORE@SKY)でお買い物を楽しんでくださっているお客様に、ぜひ手に取っていただきたいと思っています。

もちろん、ファッションアイテムとして楽しんでいただくだけでなく、ANA好きの方同士の会話のきっかけになるような存在になれば嬉しいです。

また、限定アイテムとしてスニーカーコレクターの方にも楽しんでいただけると思います。

※ PATRICK直営店及び、PATRICK公式ECサイトでは販売はございませんのでご注意ください

最後に、旅は目的地だけでなく、そこへ向かう時間や街を歩く時間も含めて楽しむものだと思っています。このスニーカーが、お客様の旅や日常に寄り添い、たくさんの思い出とともに履いていただけたら嬉しいです。

こちらの商品は、本日6月30日(火)より下記のANA公式ECサイト〈ANAショッピングA-style〉及び国内線機内 / ラウンジ内のANA WiFi serviceからアクセスできるサイト〈ANA STORE@SKY〉にて販売致します。

※ PATRICK直営店及び、PATRICK公式ECサイトでは販売はございませんのでご注意ください。


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