Make up Rule

InterviewMari Okamoto

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いつの時代においても流行に左右されることのない、洗練された大人のファッションを表現するPATRICK。キャッチコピーである「足元のメークアップ」に基づいて現在も自由で心地の良いライフスタイルを提案し続けています。
 
そんな足元のメークアップにフォーカスしながら、その人のライフストーリーまでを紹介する連載〈#私のメークアップルール〉。
 
第五回は起業家、クリエイターとして活躍する岡本麻里さん。
”生きる”をテーマにしたコンテンツを届けようとする彼女ならではのメークアップストーリーを聞いてみました。

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「子供にとって最高のママになる」

その思いを根底に持ちながら、彼女は起業家、クリエイターとして様々なコンテンツを作成しています。今の自分の仕事を将来の子供が見たとき誇れるように。そんな岡本麻里さんは、以前はものまねメイクの元祖として一躍注目を集めた人気タレントとして活動していました。
 
はじまりは16歳のとき。誰かをサポートするマネージメントに興味を抱き、芸能界というフィールドに飛び込むため、地方アイドルのオーディションを受けたことで彼女の芸能人生がスタート。ただ数年活動して見えてきたのは、芸能界とは煌びやかな所ではなく、とてもシビアな場所だという現実。周りには才能のある人で溢れ、また新しい原石もどんどん生まれ続ける世界。
 
そんな場所で自分はどのように生き抜くのか。彼女は改めて自分の長所や得意としているものを振り返ったそうです。そうして生まれたのが、小学生のときから好きだったというメイクを用いたモノマネでした。広末涼子さんや、スザンヌさんといった有名タレントにメイクを用いて似せるといった芸当は、世間でも注目を浴び、岡本さんは一躍人気者の仲間入りを果たします。
 
岡本さん自身の可愛さを相まって、カワイ過ぎるモノマネ芸人としてブレイク。その後はものまねメイクのパイオニアとして様々な番組に出演する多忙な日々を過ごします。ただ露出が増える一方で多くの悩みも抱えていたそうです。成功と比例するように多くのバッシングに晒され、また様々な苦難が岡本さんを襲い、彼女の心の疲弊はピークに。
 
そんな彼女を救ったのは、子供という新たな命。仕事の成功ではなく、子供という幸せによって、岡本さんの心は次第に軽くなったといいます。もともと25歳までの結婚、30歳までの芸能活動の引退を目標にしていた彼女は、その人生設計通りに進み、改めて自分の生きる道を確立します。

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現在は起業家として活躍する岡本さんは、芸能生活の中で起きた自分の悩みや、周りの悩みを糧に”生きる” をテーマにしたコンテンツを作成。また、自分の芸能生活を見出してくれた得意のメイクを仕事にするなど、多くの人に希望と楽しさを伝えています。16歳にときに抱いた、人をサポートしたいという思いが今ようやく形に。そして、子供に誇れるママになるため、仕事も育児も日々全力で奮闘中です。

1.アウトプットはルーズリーフに手書き

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「今、私の仕事の一つに映画の原案づくりあります。はじめての作品である『青の帰り道』という映画の原案は、すべてをルーズリーフにボールペンの手書きでつくりました。
 
完全に自己流です。実は恥ずかしながら私はパソコンが使えないので、できることはこれしかなかっただけですが(笑)。でも、いざ手書きで原案を書いてみたら、頭の中の整理がしやすく、思いのほかやりやすかったんですよね。
 
そのときどきで思い浮かんだアイディアを書き溜めたり、それらを組み合わせて新しい構想を練ったりと、パッと書ける手軽さや整理のしやすさなど、手書きならではの良さが私には合っていました。聞いたところによると、ビジネスシーンでも企画書をつくるときは、有効な手段としてよく手書きが用いられているそうです。
 
今でも何かをアウトプットするときはルーズリーフに手書きというスタイルを用いています。というかこれしかできません(笑)」

2.真似られるメイク

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「小学生のときから好きだったメイク。小さいころは薬局でテスターを使い過ぎて、よく親に怒られるほど夢中でしたね。そして私の芸人生活を支えてくれた大好きなメイクアップを、今は講演や<C CHANNEL>というウェブマガジンなどを通してみなさんにお伝えしています。
 
様々なメイクがある中、私のテーマは真似られるメイクです。道具も安いコスメが中心。使い回し方法や、安くても使える100円ショップのコスメレビューなどを主に発信中です。

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というのも私自身、学生のころは、お金がなく、たくさんの化粧品を買うことが難しかったので。それでもメイクは楽しめるし、実際に楽しいもの。だからこそ簡単に真似できるものをピックし、若い人にメイクの楽しさを感じてもらえるようなコンテンツにしています。
 
よくよく考えたら誰かのモノマネをしていた私が、今度は真似てもらいたいというのもちょっと面白いですね(笑)」

3.食べものは裏のカタカナをチェック

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「メイクが好きだからこそ、気をつけているのは体づくり。私は体をつくることが最初のメイクだと思っています。それをつくるのは毎日の食べるもの。そのためには出来るだけ体にいいものを選び、インナーケアすることが大事です。
 
その選ぶ基準は原材料に表記されているカタカナです。ちょっと偏見もあるのですが、カタカナで書いてあるものは添加物である可能性が大きいはず(笑)。なので食品を選ぶ際は、まず裏の表記内にあるカタカナをチェックすることが私の日課です。

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別に原材料について詳しい知識を持っているわけではありません。神経質になり過ぎても、逆にストレスを溜める要因になり、結果、体には悪い影響がでるかもしれません。
 
なので自分ができる範囲でケアを行うというのも大切です。私は性格が大雑把なのでカタカナをチェックするぐらいがちょうどいいかなって(笑)。きっと毎日のインナーケアに役立っているはず、です!」

4.子供とは黒、仕事では白

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「子供ができてからは、足元はスニーカーを履くことが多くなりました。やっぱりなによりも動きやすいので、世の中のママさんには必然の靴ですよね。ただその中でもやっぱりファッション性をもたせたいという思いで決めたのは、子供とは黒、仕事では白というスニーカーの色選びです。
 
お子さんがいる人なら分かるかと思いますが、子供と遊ぶときは、履くもの着るもの含め、気にかけている余裕はないですよね(笑)。もちろん多少なりとも気にはかけてはいますが、汚れることはもう約束事です。終いには子供に足を踏まれちゃいますので。
 
そんなこんなで子供と遊ぶときは絶対に黒を選びます。私自身も汚れなどを気にして遊ぶことに集中できなくなるのは嫌なので。その反面、仕事などの一人のときは今日のパトリックの白シューズのような明るいものを選び、いつもは出来ないちょっとしたファッションを楽しんでいます。
 
明確に足元を変えるタイミングをルールとして決めることで、それが気分の切り替えにもつながったりするので、案外オススメですよ」

5.靴紐は固結び

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「私の性格は大雑把でせっかち(笑)。基本一つの物事に集中したい人です。それが些細なことでも。例えば子供と遊ぶことはもちろん、歩くことや、食べること、話すことまで、一つのことに集中したい。
 
そんな私が靴を履くときに気をつけているのが靴紐を絶対にほどけないようにすること。何かの途中で紐がほどけても、もう面倒で直さない場合もあります(笑)。そこで実践しているのが紐の固結び。
 
スポーツをやっている人であれば、もしかしたら覚えがあるかもしません。私も10代のとき、フットサル中に教えてもらったんです。蝶々部分を固結びすれば、プレイ中にほどけないよって。それが私には目からウロコで、それからは普段の靴でもしています。
 
しかもほどけないだけでなく、長過ぎる紐に対しては、固結びすることで長さ調節にもなります。私と同じ性格の人はぜひお試しあれ(笑)」

6.1つで2つ以上主義

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「芸能生活をしていたときに、1つの物事で2つ以上を得ることを考えるクセがついてしまったんですよね。例でいうと映画を観るときには、映画の面白さだけでなく、出演者でモノマネができるかという視点なども交えて観るとか。
 
そんな感じで何か1つで2つ以上できることをついつい考えてしまいます。その考えはモノ選びとかにも反映されていることが多いですね。今日のパトリックのシューズも歩きやすくて、かつスタイリッシュとか。スニーカーだけど、カジュアルにもドレスにも対応できるデザインとか。
 
欲張りですよね(笑)。でもこうした考えは、私自身のことだけでなく、アイディアの構想やコンテンツ制作する上でも行われていて、原案やメイクなどにいかされている気がします。そんな精神が誰かのサポートにも繋がってくれたら嬉しいですね」

Profile

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岡本麻里さん -起業家・クリエイター-

群馬県出身。2006年に地方アイドルとしてデビュー。2008年に太田プロダクションに移籍し、ものまね・グラビア活動、コスメプロデュースなど幅広く活動。ものまねメイクの元祖として、広末涼子さんのものまねで話題に。その後、出産を経て、現在は起業家として活動中。”生きる” をテーマにしたコンテンツ作成や、様々な分野で活躍。また原案を務めた映画「青の帰り道」のDVDも絶賛発売中。
 
instagram@okamotomari1213
 
#私のメークアップルール
#パトリックシューズ