InterviewErena
「目の前にある生活が好きなんです」
と語る英玲奈さんは、高校時代にスカウトされ、ファッション雑誌のモデルとしてキャリアをスタート。2000年からはTBSの王様のブランチで人気リポーターとして活躍。さらに女優業やMC、雑誌の連載など、幅広い分野で活躍しています。そんなマルチな才能で人気の彼女ですが、その多才さは彼女いわく趣味の延長なのだそうです。
“趣味は生活”という彼女のそれは仕事と同じように様々。洋服はもちろん、写真、料理教室、モータースポーツ、釣りなど、とにかく幅広い。しかも写真では個展を開き、料理では食育アドバイザーや料理検定などの資格も持つといった本格派。興味を持ったことには挑戦し、それら一つ一つにとことん向き合う。その飽くなき追求心が今の多才な彼女の源になっています。
ただその先にあるのは仕事だけでなく、心地よい生活をつくりたいという願い。それは母親の影響が大きいのだそうです。みんな仕事が第一で、時間も不規則な環境。そんな家庭を支えていたのが母だったといいます。家族みんなが心地よい生活を送れるように、体にいい料理、落ち着く空間、人を尊重する思いやりなど、いい家庭をつくるために尽きくしてくれたのだといいます。
そんな母親の姿を見て育った英玲奈さんもまたいつしか同じような思いを持つように。そして彼女は現在、その思いを大切にしながら自分の家庭を築いています。家族が心地よい生活を送れるように、彼女はこれからも探究心と追求心を持って、趣味を精一杯楽しむのだそうです。
1.撮るのも、撮られるのも好きがテーマ
Make up Rule
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「高校1年生の頃からモデルの仕事をしていて、撮られているうちに自分でも撮ることにも興味が湧いてきて。それに撮る人の気持ちを理解できた方が撮らるれることも上達すると思ったんです。それもあって高校を卒業したあと、写真の専門学校に進みました。だけど学べば学ぶほど写真は奥が深かったですね。
ただ勉強して分かったのが、最終的には気持ちを表現することが大事なのかなと。小手先の技術では本当のプロには敵わないですし、何より自分が楽しいと思えるものを撮らないと意味がないと私は思って。それで在学中は主に私が大好きなネコを撮り続けたんです。その好きを追求する気持ちが写真にもいい影響を与えてくれました。絶滅危惧種の動物をテーマにした写真展とかも開かせてもらいました。
技術はもちろんですが、好きも追求すること。それが私のカメラテクニックかも知れませんね。撮る側も撮られる側をお互い望むものを理解しながら、ワンカットに好きな気持ちを込める。そうすると上手くいく気がします」
2.釣るのは食べる魚だけ
Make up Rule
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「美味しいものを食べて元気になったり、健康になったりするのって、生活の中でも至福のときですよね。だからこれも精一杯私なりに楽しみたいんです。母もそうでしたから。今思えば母は季節ごとに旬の素材などをよく使って料理してくれていたような気がしますね。
そうした思いからハーブの効能を勉強したり、添加物のないお菓子をつくってみたりもしているのですが、中でもハマっているのが釣り。スーパーの魚を見ていたら、ふと自分で魚を釣って、自分でさばいて食べさせてあげたいなと。絶対のその方が美味しいはず!と思って。
で、思った通り、自分で釣った魚は世界一の美味しさでした(笑)。ただ釣りは人それぞれ楽しみ方があると思いますが、私が釣るのは食べるものだけにしています。なんとなく目的がないものを釣るというのは命にも失礼かもと思って、個人的にそれを守っています。
最初こそ右も左も分からずの釣りライフでしたが、友人に教えてもらって今はなかなか様になっていると思いますよ(笑)。それが高じて今は釣り番組にも出演させてもらったり、お魚検定まで取得してしまいました。おかげで料理だけでなく、漢字もなかなか詳しいですよ(笑)」
3.資格の期限は、私の生活リズム
Make up Rule
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CARDIGAN/Shinzone instagram@shinzone_offucual
「私ってちょっとオタク気質で何かに興味を持つと直ぐ追求したくなるんです。ちょっと調べたところによると、人間は何か一つのことに対して基本的には45分で飽きるみたいなんです。でも私の場合は普通に4、5時間でも続けられるんですよね。おかげで趣味で多忙の毎日(笑)。
だから資格って私にとって好都合なんです。ちゃんと勉強できるし、試験の期限があるので、終わりもあって集中しやすいんです。それにダラダラもしないですし。ただ取りたい資格は尽きないので、忙しさは持ってないときと変わってないかもです(笑)。
今は料理、お菓子、チーズプラトー、幼児食インストラクター、食育アドバイザーなどなどのたくさんの資格を持つまでになりました。追求するのは楽しいですし、そしてこれらが私の家庭にとって心地よい生活につながっていくと思っているので、忙しくてもいくらでも頑張るつもりです」
4.靴はワンピースに合うものを
Make up Rule
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DRESS/Greed International Tokyo
「普段はワンピースを着ることが多いんですよ。女性的で可愛くも綺麗な服だから一番好きで。だから自然と靴を選ぶときはワンピースに合うものが基準になっています。中でも今日のスニーカーは今の気分にも格好にもピッタリですね。
Make up Rule
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スニーカーって楽だから毎日履きたいんですけど、どうしてもカジュアルなイメージが強いので、綺麗な格好をするときは合わせるのが難しいと思っていました。ワンピースにも合わせにくいかもって。だけどパトリックの靴はスニーカーだけど上品ですよね。しかもサイドがパンチングのデザインで、通気性もあり快適なのも高ポイント。快適な身なりは心地よい生活をする上でも欠かせません。
ちなみにですが私の夫はヒールを好むのですが、このスニーカーはかなり気に入ってくれました(笑)。綺麗な格好でも合う大人のスニーカーとしてまさに理想的ですね」
5.靴紐は全部緩めてから履く
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「私、異常にカカトが小さいんです…。百貨店に行っても合うものがないって言われるぐらいで。なのでとにかく靴と足のフィット感がイマイチよくない(笑)。もちろん形や素材にもこだわってみたりと色々な方法を今も模索中なのですが。
そんなときシューフィッターさんとお話しする機会があって。そこで教わったのが正しい靴の履き方。どうやら紐のある靴は全部紐を緩めて履くのが正しいみたいなんです。多分みなさんも同じだと思いますが、普通トップから2,3ホールぐらいを緩めるだけじゃないですか。全部緩めてたら履くのにスゴイ時間がかかって面倒ですし。でもこれを実践してみると全然フィット感が違うんです。
いつもより快適に歩けますし、そうすると不思議と気分もいいです。これも心地よい生活をつくるための私に必要なルールなのかなと。それからはずっとこの方法で靴を履いています。モノを選ぶだけでなく、ちゃんとそれを生かす方法も知る大切さも知りました。もし同じ悩みを持った女性がいましたらぜひ試してみてくださいね」
6.オシャレにも心地よさを
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「オシャレもメイクも好きな私ですが、大切にしているのはやっぱり心地よさなんです。いくら見た目がよくても、自分に合った心地よいものを選ばないと結局は着なくなるもの。靴ももちろん同じです。
例えそれが1000円の靴でも私に合えば、それは自然と大事なものになるんですよね。トレンドのようなその瞬間よりも、ずっと寄り添えるものを身につけていたい。そうしたモノに出会えるとやっぱり装いだけでなく、生活も不思議と心地よくなるんです。
心地よい生活をつくること。それが勉強でもモノを選ぶことでも私にとっての基準。生活に特別なモノやコトを選ぶ必要はないはずです。当たり前の毎日が様々な心地よさで溢れたら、それだけで人は幸せを感じることができると思っています」
Profile
英玲奈さん/女優・タレント
高校時代から雑誌モデルとして活躍し、2002年『青い春』で映画デビュー。現在はテレビの釣り番組、動物番組、旅番組、ドラマなど、さまざまな分野で多才な魅力を発揮している。また幼児食インストラクター、メディカルハーブコーディネーター、お魚検定3級、料理検定2級など、様々な資格を取得。今も様々な趣味を楽しみながら、心地よい生活づくりに励んでいます。
instagram@erena_erenyan
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