何を隠そう、スニーカーはビジネスでも「ちゃんと」選ばれる。

ビジネスシーンにおいて、一度スニーカーに足を通すと、ずっとこのままでいいものか、ということを考えてしまう。年を重ねていくと、いわゆる「しっかりしないと」、という責任感や義務感にとらわれてしまう。その点、やすみの日は仕事の反動から、真逆をいこうとして、結果、アンバランスな選択をしてしまうことがある。つまり、どこへでも胸をはって履いていける1足があればいいのではないか。

革靴は卒業。
スニーカーをスーツに合わせる。

KAPIT II（カピト II）
¥24,200（税込）

カピトはスーツシーンの合わせのお手本のようだ。てらてらと光沢を放つ漆黒のそれがブラウン系のスーツによく合う。同系色を合わせるという意味ではカラー違いの「チョコ」もいいかもしれない。そして、余裕があれば普段履きとの相性も頭の片隅に入れておきたいところ。さて、肝心な履き心地の部分を考えてみる。「履き初めから足に馴染んでスニーカーそのものだ」とはいかず、革靴ほどではないにしろ、多少の革の硬さも感じ、履き口も狭く、なんなら革靴特有の「あたり」もある。そういったことを踏まえると躊躇するかもしれないが、こういうものは一度履いてしまえば次第に馴染み解決していくもの。一度扉を開けてしまえば新たな靴との第一歩がはじまる。※こちらは防水モデルではありません

パトリックビジネスに、
CHO（チョコ）が登場。

新色ウォータープルーフ「CHO」が、マラレイン（MARARAIN）、パミール（PAMIR-WP）、ネバダ（NEVADA-WP）から待望の発売。定番カラー、ブラックの魅力はさることながら、触らずともわかる、見た目から伝わる革の柔らかな手触り。この上品さを引き立てるべく、スラックスとの合わせをこころみたいところです。そして、再度、機能性のことも頭に入れつつ秋冬の1足を検討していただきたい。本皮革とシューズの内側素材との間に、透湿性防水の生地を張りこみ、シューズ本体とソールとの間に透湿性防水フイルムを貼りこんでいます。また、パーツの縫製にも撥水性糸を使用しているのに加え、シューレースには防水性のある蝋引きタイプを採用しています。

見た目なスニーカーは、

思い切ってスーツイン。

PAMIR-WP（パミール・ウォータープルーフ）
¥23,100（税込）

ウォータープルーフは、たくさんの方に選ばれている。つまり、頻繁に履かれているということだ。こちらはスコッチガードを染み込ませた、耐水機能を持つレザー仕様で、サイズさえ間違えなければ窮屈さとは無縁。アッパーに使用しているステアレザーは見るからに上品だけれど、履いている感覚はスニーカーのような気軽さがある。いや、それもそのはず。そもそもパトリックが展開する「レインスニーカー」なのです。

品のいいダチアを

ブラックではないほうで。

DATIA-S WP（ダチア・シュリンク　ウォータープルーフ）
¥22,000（税込）

ついこの間まで、いかにもなブラックが制服代わりになっていたけれど、久しぶりに再販売のあった〈ボルドー〉と〈ネイビー〉に出会ってから、なんでもかんでもブラックを選ぶ必要がないことに気付かされた。秋冬の装いにおいて、色物は暖かさや安心感を与える要素もあるようで、そういった意味ではビジネスシーンにおいてもなんらかのプラスが働きそうな、そんな気がしてなりません。アッパーに使用したシュリンクレザーは足なじみが良く、染色の段階で防水液体剤を投入し防水レザー仕様となっています。そして限定カラーになっているので、次回の予定は未定です。ゆえ、悠長に考えているヒマはなさそうです。

いつものマラレインを、
新色のチョコに。

MARARAIN（マラレイン）
¥23,100（税込）

大人かそうでないかは、足元をきちんと整えられているかどうかで決まる。それは、やすみの日でこそ慎重にならなければいけません。大人のルールとして、然るべき場所では当然のことで、もちろん、そうでなくても。 ブラックはきっちりと見えて格好良く見える反面、どうしても重たい印象になってしまいますが、新色の「チョコ」は毎日でも履きたくなるような、ちょうどいいラフさも兼ね備えています。いつも、やすみの日はブラックで固定している方は、ぜひこの機会にご覧ください。

やすみの日のスニーカーは

ホワイトも持っておく。

PUNCH-WP（パンチ・ウォータープルーフ）
¥25,300（税込）

誰しも最初にスニーカーを買うのは、普段履きを想定してのことでしょう。となれば、ホワイトの無地がまず間違いない。清潔感もあり、常にトレンド感も感じられる。合わせ方は無限に用意されていて、その万能さはどこか誠実です。シンプルだけど上品さと高級感を感じられるのは素材の良さとデザインがうまく融合されているから。機能面では、パーツの縫製にも撥水性糸を使用しているのに加え、シューレースには防水性のある蝋引きタイプを採用するなど、細部までこだわりをもって作られています。